仕事を辞めて失業した時、失業保険等のお金をもらうにはハローワーク(公共職業安定所)に通って受給手続きをします。
その時に「求職活動」をしなければ失業保険がもらえないのですが「求職活動」ってめんどいんですよね(笑)
「何をすればいいのだろう?」
と思う方もいる求職活動ですがいろいろな方法で求職活動実績を作ることができます。
目次
ハローワークの求職活動について
求職活動とは無職時に「仕事探してますよ~」とハローワークに認めらてもらう活動のことです。
仕事を辞めて失業したら4週に1回はハローワークに行って失業中であるという認定をしてもらう(失業認定申告書にハンコを押してもらう)必要があります。
失業の認定日
4週(28日)に1回の指定された日
求職活動
前回の認定日から次の認定日の前日までの間に最低2回以上行う必要あり
◎給付制限がある場合の求職活動
→ 給付制限期間(3ヶ月)とその後の認定期間を合わせた期間中に最低3回
何が認められる?求職活動一覧
ハローワークで認められる求職活動には手っ取り早くできるものからめんどうなものまでさまざまあります。
- ハローワークで職業相談(職業紹介)をする
- ハローワークで行う講習・セミナーに参加する
- 民間機関が行うセミナー等へ参加する
- 民間機関で職業相談(職業紹介)をする
- 職業訓練
- 求人応募
- 資格取得
ハローワークで職業相談(職業紹介)をする
ハローワークにいって窓口で職員の方に相談をすれば1回の求職活動になります(1日1回)
ハローワークのパソコンから気になる求人を印刷して窓口に持って行って質問等をすればOKです。
「とくに気になる求人がない…」という場合は手ぶらで窓口に相談に行って、
- こういった職種で探している
- 時間や休日の希望
- 勤務地
などざっくりとした希望を伝えれば職員の方が「これなんかどうですか?」と求人一覧を出してくれたりします。
これでも職業相談になりますし、ここで必ず応募する必要はないので、まずは1回の求職活動実績を作るために気楽に窓口に相談しに行ってみるとよいでしょう。
ハローワークに行ってパソコンで求人閲覧をするだけでは求職活動にならないので注意
ハローワークで行う講習・セミナーに参加する
ハローワークで開催される講習・セミナーに参加すれば1回の求職活動になります。
- 面接の受け方
- 職務経歴書の書き方
- 履歴書の書き方
など講習は行っているので貼られているチラシや案内を見てみましょう。
1回の講習に対し定員があるので早めに予約するのがおすすめです。
こういったハローワークの講習はスケジュールが出ているのですが、自分の認定日までに行っているとは限らないので認定日と開催日程を確認しましょう。
私もこの講習・セミナーを活用して求職活動実績を作ったのですが、講習といっても2~3時間座って話を聞いたり映像を見たりするだけで楽でした(笑)
民間機関が行うセミナー等へ参加する(マイナビ、DODAなど)
ハローワークの他に、
- マイナビ
- DODA(デューダ)
などの機関も面接の受け方等のセミナーを開催しているので求職活動実績作りに活用することができます。
DODAは転職セミナーや転職フェアを積極的に開催しているので求職活動実績作りに活用してみましょう。
民間機関が行う転職フェア(合同説明会)へ参加する
「転職フェア」とはいろんな企業がひとつの会場に集まって転職希望者が好きな企業のブースに行って話を聞くといった合同説明会です。
- マイナビ
- DODA
- リクナビNEXT
など大手の機関は無料で参加出来る転職フェアを開催してることが多いので求職活動実績作りに活用してみましょう。
特にマイナビは全国的にも転職フェアを開催しています。
求人応募
ハローワークに出ている求人から1回応募すれば1回の認定になります。
受けたい求人がハローワークから出ていればあとは応募するだけで手っ取り早い求職活動になります。
ハローワークの求人以外に、
- マイナビ
- リクナビ
などの民間の転職サイトから応募しても求職活動になります。
職業訓練への申し込み
特別なスキルを身につけられる「職業訓練」にはさまざまな科目があります。
- パソコン(ワード、エクセル)
- CAD
- プログラミング
- DTP・デザイン
- ビル管理
- 機械・電気
- 住宅・建築
- 介護
- 保育士
- 医療事務
- 簿記・経理・会計
など
なんの技術が学べるのかは最寄りのハローワークで確認してみましょう。
職業訓練を受ければ求職活動扱いとなる上、その後の求職活動をしなくても失業保険が給付されます。
しかし、職業訓練は就職するために技術を身につけるのが目的なので「求職活動のため」より「この技術を学びたい」という目的で受けるのをおすすめします。
資格取得をする(各種国家資格・検定等)
資格取得はある程度「転職したい仕事に関係のある資格」であるのがよいみたいです。
自分が取りたいと思ってる資格が「求職活動になるのかな?」と気になる方はハローワークに問い合わせしてみましょう。
資格取得は時間がかかるので求職活動実績を作る目的で資格取得をするのはちょっと手間です。
【実例】私の求職活動実績
私が会社を辞めて失業した時に行った求職活動実績はこんな感じでした。
- 自己都合退職
- 給付期間制限あり(3ヶ月)
初回(1回目)【初回認定相談】
初回は退職した後初めてハローワークに行った日です。
失業保険に関する説明等が【初回認定相談】として1回目の求職活動に。
2回目【セミナー受講】
ハローワークで「面接の受け方」のセミナーを受講して1回目の求職活動に。
3回目【職業相談】
ハローワークの窓口で職業相談をして1回の求職活動に。
気になる求人を印刷して窓口に持って行き、現在の応募状況(応募している人はいるのか?)を聞きました。
- この求人に今応募している人は何人か?
- 会社の情報(勤務地、勤務人数)
など2つ、3つのことを聞くだけでも求職活動のハンコを押してもらえるたので窓口で職業相談しても聞くことない…って人にこの質問は結構おすすめです。
4回目【職業相談】
3回目と同じく感じで気になる求人を印刷して窓口で色々聞いて1回の求職活動に。
5回目【職業相談・紹介】
失業中はだらだらしてましたが「そろそろ仕事を決めるか~」と思い気になってた求人へハローワークから応募して1回の求職活動に。
→ 就職
という感じでした。
まとめ
失業中の求職活動ってめんどうなんですがなんだかんだで色々な方法で求職活動実績を作ることができます。
求職活動として認められる基準は各ハローワークによってまちまちな部分があるので、せっかくの行動が無駄にならないように最寄りのハローワーク「これは求職活動になりますか?」と確認してから行動してみましょう!