私は独り暮らしをしている時に軽いうつ病と診断され、休職して仕事に復帰しましたが、結局退職しその後3ヶ月~4ヶ月間、実家で休養していました。
実家には帰っても仕事がないし帰りたくなかったんで、一人暮らしの賃貸アパートは借りたままで一時、実家に帰って療養生活を送ってました。
実家と一人暮らし先が2、3時間の距離だったので行ったり来たりができました。
時期は冬だったので暑さにやられることはなかったですが、日照時間が短いし太陽がサンサンでる時期じゃなかったので少し気分は沈みがちでしたが、運動、食事、睡眠など生活のリズムに気をつけて過ごしてました。
私が実家で療養してた時の生活を振り返ってみます。
目次
【運動】ジョギングや散歩をして体を動かす
一人暮らしのアパートから3ヶ月くらい実家に帰ってた時は、軽いうつと診断された最初の頃より元気になっていました。
が、再就職活動をしていて仕事が続かないという失敗が続いて、かなり落ち込んで働くのも人も怖くなったので、一時実家に帰省してまた休むことにしました。
最初に病院にいった時は食欲も落ちて体力もなくなってたんですが、薬を飲み始めて体のほうが少しづつ元気になってきて意欲が出てきたら適度に体を動かすようにしていました。
この体を動かすということは実家に帰ってからの生活でも気をつけるようにしてました。
雨や雪が降らない日や寒くない日は近くの公園でジョギングをしてましたね。
スローペースでいいからゆっくり走ったり歩いたり。
だるいなーという日は散歩でもいいから体を動かす目的で外に出るようにしてました。
外の空気を吸って自然に触れるとやはりちょっと気分変わりましたね。
太陽が出てる時なら日光を浴びるともっと良いんでしょうが、冬時期だったのであまり太陽はいなかったです(笑)
ずっと引きこもってたんですが、再就職して働く生活に戻った時のためにも体力を少しづつ付けていこうと思って運動してました。
今思えば徐々に運動してよかったなと思います。
睡眠面にもつながりますが体を動かすとやはり寝つきが良くなります。
実はこれに協力してくれたのが父でした。
時間がある時は一緒に走ったりして、本当に感謝しています。
今思い出しても泣きそうになります。
自分から動くのはなかなか億劫ですが、このように協力してくれる人がいると助けられて少しづつでも出来ることが増えるようになっていったので、この面では実家で療養してよかったなと思ってます。
★運動面まとめ
- ゆっくりジョギングをして体を動かす
- 散歩でもいい
- 復職に向けて少しづつ体力を取り戻していく
- 外に出て自然、空気を感じるようにした
【食事】食欲がなくてもご飯は口にした
軽いうつと診断された当初は食欲も落ちて体重も減りゲッソリ青白くなってました。
私の中で人生で一番痩せた時でした。
1回の食事量も前より食べれなくて、少量だったんですがとにかく食べれる物を食べて何かしら口にするようにしてました。
少しずつ元気になってきて食欲も戻ってきてからはいっぱい食べるように意識しました。
無理して食べるわけではなくいつもよりちょっと少し多く食べるような感じで。
そしてエネルギーをつけるべく肉を食べましたね。
当時の病院の先生にも「肉を食べてスタミナをつけましょう!」と言われてたんでやっぱ肉はいいんでしょうかね。
私は吐き気の症状はなかったので1日に何も食べないという日がないように、食欲がなくても少しでも食べるようにしてました。
食事の栄養面ではうつにいいもの、悪いものとかあると思うのですが、私はそこまで意識はしてなかったです。
とりあえず食べられるものを食べる、みたいな。
でもカップラーメンとかインスタント系はあんま食べないようにしてましたね。
★食事面まとめ
- 食欲がなくても少しでも口にする
- 肉を食べてスタミナをつける
- 1日何も食べない日はないようにした
【睡眠】生活リズムを整えるようにした
実家での療養生活はとにかく規則正しい生活を心がけました。
夏場に帰省した時一度、眠すぎて昼間にガッツリねて夜ねれなくなって日中眠くなる…と生活が乱れて悪循環にはまったことがあったので、寝過ぎない、朝は早く起きる、昼寝はしない、あまり夜更かしはしないなど気をつけました。
いざ、仕事が決まってから朝起きれない…
と、ならないように再就職して働く生活がはじまったイメージをして朝は早く起きるようにしてました。
早くと言ってもまあ、一般的な会社員が出社する時間帯と同じくらいの感じで。
うつ病では生活のリズムが大事というのを夏場に痛感したので、規則正しい生活を気をつけてました。
あと風呂はシャワーではなくなるべく入浴で浸かるようにして凝りがちな首とか肩とかほぐしてストレッチしてましたね。
★睡眠面まとめ
- 社会復帰をイメージした生活をしてみる(朝早く起きる)
- 昼寝はしない(夜寝れなくなる)
- 夜更かしはあまりしない(夜型になってしまう)
- 生活リズムを毎日一定にする
- お風呂には浸かる(肩や首マッサージ)
【人と会う】友達と会ったりした
実家療養してた時は冬のちょうど年末時期だったので、地元に帰ってきた友達と集まり飲みに行ったりしました。
気分転換がてらに遊んでくる感じですが、正直気が重かった(笑)
でもせっかく友達が誘ってくれたこともあったので行くことに。
飲みと言っても私は薬を飲んでいたのでお酒を飲むことはなくお茶とか飲んでましたね。
それまで家族以外の人と会ったり話すことがなかったので、久しぶりに話す友達との時間は緊張しましたが人と話すリハビリにはよかったと思います。
でも、当時私は無職だったんで、地元を離れ一人暮らしで頑張っている友達を見て自分が惨めに感じて飲み会や集まりは辛かったです。
「なんで私はうつなんかになって仕事辞めなきゃなかったんだろう、なんて惨めなんだろう」って。
そして友達と自分を比べて落ち込んでしまってたので帰ってきてから気分が沈んで泣いてましたね。
周りと比較して焦りの要因にもなってしまうので、友達に会う会わないはその時の体調や気持ちの面と相談したほうが良いのかなと今では思います。
でも私は声をかけてくれた友達のありがたさを感じましたね。
★友達や人と会う面まとめ
- 療養中に友達と会うと比較して落ち込み・焦りの要因にも
- 家族以外の人と話すリハビリにはいいかも
- 気分転換にもなって友達のありがたさを感じる
【趣味】大好きな漫画NARUTOを読んでた
私は漫画が好きなのですが軽いうつ病と診断された当初は大好きなNARUTOの漫画すら読む気も出ず面白いという感情も湧きませんでした。
この今まで好きだった趣味に気持ちがわかない状態が「いつもと違う」と自分の変化に気づけた点でもありました。
実家で療養してたころは漫画を読む元気も出てきてたので、全巻集めてたNARUTOを読み腐ってましたね。やっぱ面白い。
面白いという感情を感じてる自分に気づいて趣味への好きな気持ちを取り戻した感がありました。
漫画の他にも映画をレンタルしたり日中やってるドラマの再放送を見たりしてました。
当時フジテレビで「結婚できない男」の再放送がやってておもしろかったんですよね~(笑)
もともと、漫画、映画、ドラマを見るのは好きだったので不安や焦りを常に感じていた生活の中で「次の話が楽しみ」という楽しみを持つことができてました。
私はそういったものが趣味だったんですが、そういった趣味の時間に触れていると気分転換になるし良い意味で現実逃避できました。
私は漫画やドラマの世界に入り込んでいる時は自分がうつで療養しているという現実を少し忘れてました。
まあ、「忘れたい、逃避したい」という心理があったのかもしれません。
でもうつで休んでいる自分を忘れられる時間って良いと思います。
気持ちが休まるというかオフになるというか。
毎日、無職で未来が見えない生活をしている中で少しでも「楽しみ」なことを持ててたのはよかったです。
★趣味面まとめ
- 趣味は現実をいったん忘れて気分転換になる
- おもしろい、楽しい、などの感情が湧き上がってくる
- 生活の中で楽しみが出来る
【病院】実家に帰省しても通院した&この時期に病院を変えた
実家に一時帰省をし療養をしてても2、3時間離れた病院へは通っていました。
実家に帰る前に最初に通ってた病院の先生への違和感が強くなってたので、同じくうつで悩んでた友達に相談して「ここよかったよ」という病院を紹介してもらいそっちに変えました。
★関連:【新卒うつ退職】信頼できない…先生との相性が合わなかったが病院を変えてよくなった話
結果、変えてよかったです。
病院選びって難しいなって思いましたよ。
どこが良いのかわかんないし、先生との相性もありますしね…
まとめ
実家で過ごした3、4ヶ月の療養中は、生活のリズムが崩れないように規則正しい毎日を過ごすようにしてました。
- ウォーキング、散歩など体を動かすようにした
- いっぱい食べてエネルギー補充
- ドラマや漫画を見て気分転換をする
- お風呂につかりリラックスして凝りをほぐす
などなど。
いったん、再就職に失敗した仕事のことはまだ考えないようにしてました。
そして休んでた3、4ヶ月間の最後の1ヶ月くらいは職探しを再開して再就職モードに入って再び再就職活動をし、一度では上手くいかなかったものの、この実家療養の2ヶ月後にはなんとか正社員として社会復帰をすることができました。
実家での療養は良い面も悪い面もありました。
私は実家や家族がそんな好きなわけではないし、むしろ嫌な思いをしてきたし、高校卒業と同時に一人暮らしを始めて今は実家に住みたいとは思ってません(途中ホームシックで実家に返りたくなった時もあったけど)
一人暮らしのアパートでも療養してたけど、その時は1人だからどこか孤独でした。
それと比較してみて、人の気配がある、人の声がする、誰か家にいるという実家の環境は私は安心感がありましたね。
★関連:【新卒うつ退職】休職期間の過ごし方・一人暮らしの私はこう過ごしていた
仕事辞めたい、在宅で働きたい人へ
★軽うつ病で仕事を辞めてから再就職するまでの話を最初から読む(まとめ)