「職場に苦手な人がいて接する時に緊張する」
そのように悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
私はとある職場で働いていた時、ある男性上司に第一印象から恐怖心と苦手意識があって毎日ちぢこまって緊張しながら働いていました。
毎日、その苦手上司が頭から離れず仕事に行くのが苦痛で辞めたいと思ってました。
でも、その苦手上司の人間味が見えたことがきっかけでその人への見方が変わり苦手意識が薄れていき気楽に働けるようになりました。
その時のことをふり返ってみるので、同じく悩んでいる方の参考になればと思います。
目次
その上司は言い方がきつい、無表情、怖い…第一印象で苦手に
私が苦手だった上司は40代男性(独身)で、発言がきつくて無表情で笑わないしロボットみたいな人でした。
几帳面できっちりしていて書類がちょっとでもずれてると直すようなタイプ。
物事をハッキリズバッと言って厳しい指摘をしてくるこの上司に第一印象で「あ、この人苦手なタイプだわ」と苦手意識を持ちました。
他の上司は優しい人ばっかだったけど、その上司は新人だろうが関係なくきつい口調で指導・注意をされたので、もう入社して3日目ぐらいで辞めたかったです(笑)
その上司に初日から厳しく指導されている私を見兼ねて、他上司が「すぐ辞めちゃうんじゃないか」と思ったのか「厳しく言ってるけどあんま気にしないで」と声をかけてくれた優しい言葉に涙目になったことを今でも覚えています(笑)
その苦手上司は新人の私だけでなく職場の同僚には厳しい眼差しを向けていて、職歴・年上・年下・ベテラン・新人など関係なく厳しく指摘してくる人でした。
他の上司もほとんどの人が「あの人は言い方がキツイ」と思ってたようで、私以外の他社員から見ても堅物な存在でした。
話す時に緊張して汗をかく日々…
そこに入社し仕事には慣れてきたけど、仕事上どうしてもその苦手上司に話しかけなければない時がほぼ毎日あったのですが嫌いすぎてなかなか慣れず、1年~2年たってもその上司に話しかけるのだけは毎度緊張してました。
話しかけに行こうとする時は緊張から「たら~」っと脇汗をよくかいてました( ;´Д`)笑
話しかける時は「ふー」と、ひと呼吸してから「よし、行くぞ」と自分を奮い立たせて話しかけてました。
私が何で話しかけるのに毎回緊張してたかというと、この上司に話しかけた時は高確率できつい指摘をされてたからです(⌒-⌒; )
それが怖いと思うようになり、
「また今日も言われるかも…」
という感じで身構えてしまってたから毎回話しかけることに緊張してました。
なにを言われることなく会話が終わった時はすごいホッとして気持ちが楽になってました(笑)
細かい上司でストレス…
また、この上司はだいぶ細い方でした。
私はどっちかというと大雑把でずぼらなところがあるので、この上司に細いところ(書類がずれてる、書類の順番はこうして、などなど)を指摘されるのが苦痛でした…(^_^;)
「業務に問題なければこれでもいいんじゃないの?」
「それってこの人の好みなんじゃないの?」
と、その人の細かさに疑問を抱く事もあり細い事を指摘されるたびにストレスを感じていました。
当時は「細けえなこいつ…」ってイライラしてたけど、今ではこの上司の細い性格のおかげで仕事のミスを防げていた部分もあったので会社としては助かっていたんだよな~と思えます。
その上司が苦手すぎて起きた変化【潔癖症気味、夢に出る、動悸】
この上司が怖くて苦手すぎるあまり私の中でいろんな変化が出てきました。
潔癖症気味になる
ある日、昼休みにその上司が自分で作ってきた弁当の箱や箸を共通のスポンジで洗ってるのを見た時です。
「自分も弁当箱洗いたいなー」
と思ったけど、
ふと、
「あのスポンジ…絶対使えないな」
と思ってしまいました。
その後、またある日、休日にちょっと小汚い飲食店でご飯を食べた時、手に取ったスプーンの汚れが目についてふと、あることを思ってしまいました。
「このスプーン、あの上司も使ってるかもしれない…」
その上司も同じ市に住んでたようなのでますますそう思ってしまいました。
これらを機にそれから、
- 手すり
- ドアノブ
などいろんな人が触る部分を見るたびに、
「あの上司も触った場所かもしれない」
と思うようになり街中の共通の部分に触れるのが嫌になってきました。
吉野家で牛丼食べるときも、
「ここの吉野家おじさん多いからあの人も1人で来て食ってるかもしれない」
と思って共用のあの箸が気持ち悪く見えてしまいました( ;´Д`)笑
その上司が触れたんじゃないかと思うと、過剰に意識してしまい外出先での美味しい食事もどこか不味そうに食べてしまったり、いろんなものに触れるのも嫌そうに触るようになってる自分がいました。
苦手上司が夢に出てくる
休みの日でもその上司が頭の中にありました。
日曜なんか「明日仕事だ…」って思うと「●●さん(苦手上司)嫌だな」と考えてしまってました。
苦手で嫌いなのに家にいても休みの日でも考えてしまってました。
むしろ好きなんじゃないの?
ってぐらい( ;´Д`)笑
自分がずっとその人の事を考えてしまってる証拠なんですが嫌いで苦手な人ってなんでかずっと頭の中に居座ってますよね…
嫌いすぎてむしろその上司が好きなんじゃないかってぐらい頭に存在があってついには夢に出てくることもありました…
過剰にその苦手上司を気にしすぎて心が休まらない状態でした。
飲み会で人間味を見て苦手な上司をだんだんと克服する
そんな苦手な上司に対しあることがきっかけで苦手意識が薄れていきました。
それは会社の飲み会です。
私は会社の飲み会は嫌いで基本的に行きたくない人間です(笑)
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なおさら、
「あの上司もいる飲み会なんて絶対行きたくない!」
って思ってました。
でも、自分がその職場で働く上でその苦手な上司への接し方もどうにかしたいし、働きやすい環境にしたいと思い勇気を出して参加しました。
すると、参加してみたらその苦手上司の仕事以外の顔を見ることができました。
仕事の時は無表情で笑わない人という印象だったけど、仕事以外の外では普通にやんわりとした表情でそれを見て「ああ、この人も人間なんだな…」と思いました(笑)
飲み会は参加するまでは緊張して行きたくなかったんですが、行ってみてよかったなと思います。
職場で苦手な人を克服したいならその人の「いい面」を探そう
職場で苦手な人を克服する必要なないと思います。
職場をはじめいろんな人間関係でどこにいっても生きてる限り「苦手な人」というのはいるものです。
「この人苦手なタイプだわ」
と思っても仕事だと割り切って対応できる人はいいんですが、苦手意識から仕事でミスをしたりその職場で働く事に支障が出るのであれば自分でなにかを変える事も大事です。
そして、自分でできることは、
「その人のいい面」
「意外な一面」
を見るです。
私が苦手だった上司の特徴は、
- 細い
- 口調がきつい
だったけど、
これを「いい面」としてみるなら
- 細い→ そのおかげでミスが防げている
- 口調がきつい→ 嫌われ役・きつく言ってくれる人も必要
と考える事もできます。
自分でその人のいい面を無理やりにでも見ようとすると少し見方が変わってきます。
私は飲み会がきっかけで、苦手上司の意外な一面(普通に笑う)を見て「この人も人間なんだな~」と思えたこと張っていた気が緩んだというか「そんなに怖がらなくてもいいんだ」と思えました。
これをきっかけに、その上司への苦手意識は弱まり話す時も自然に話せるようになりました。
きつい事を言われても、
「あ~また言ってるよ~(笑)」
とか
「この人が気づいてこう指摘してくれるおかげでミスが防げている」
とも思えるようになりました。
相手も同じ人間なんだからそんなに怖がらなくてもいいんだなと思えました(^_^)