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【新卒うつ退職】7ヶ月苦しみ社会復帰成功!再就職で逃げ癖を克服し正社員で3年働く

2017年7月14日

新卒で入った会社で働いていた時に軽いうつ病と診断され、不本意な退職をした当時21〜22歳の私は急に無職になりました。

 

休養を経て再就職活動を始めるのですが、仕事が覚えられず2回連続で1週間以内に辞めるという短期退職を繰り広げてしてしまいました。

 

前回の記事「 【新卒うつ退職】後悔…22歳女、辞めた会社へ出戻り希望し頭を下げるが断られる 」では新しい職場で働くことが怖くなって辞めた会社に出戻り希望をするも断られます。

 

しかし、その後別の会社を受けてなんとか3度目の採用をゲットします。

この記事はその3度目の採用で決まった職場で社会復帰に成功して逃げ癖も克服できた話になります。

目次

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働くのが怖くて体が震えるけど張り紙を貼って毎日を乗り越える

2回連続で仕事が1週間も続かず完全に働くのが怖い状態になってました。

働くのも怖いし人も怖い。

 

仕事が始まるまで1ヶ月くらい期間があったのですが、その間も緊張して常に力が入っていて身体が震えてました。

 

不安定な精神から余計なことを考えてしまってました。

 

そして、いよいよ初出勤の日が近く。

  • 「できれば行きたくないな」
  • 「でも働かないとお金がない」

 

出勤に備えて、玄関のドアに次のことを書いた紙を貼りました。

  • 就活したくない!覚える方がマシ!次はない
  • 自分から「辞める」は言わない!ショックでかい!

 

逃げ癖がついてしまってた自分に逃げないよう、毎朝目に入る玄関のドアに貼って1日1日を乗り越える作戦です。

 

短期バックレで自分から「辞める」と告げる行動を2回してしまったので、自分で言っといて後からかなりショックがでかかったです。

 

なのでそれをまたやってしまったら次はないぞという意味で貼ってましたね。

 

そして初出勤の日はきます。

ドキドキ。すごい緊張しました。顔がこわばっていました。

 

正直逃げたかったです。

仕事するのが怖いしもう働きたくないと思ってた。

 

でも一人暮らしで生活しなきゃなかったし、この時にはもう失業保険もほぼ受給してたので、私には金銭的にもこれで後がない状態でした。

 

「今度こそ何が何でも仕事を続ける、絶対逃げない」

と強い気持ちを持って初出勤に臨みました。

 

再就職先での働き方は以下の通りです。

  • 正社員
  • フルタイム勤務
  • 前職と同じ職種(デザイン関係の仕事)

 

仕事を探してる時に、

  • 「いきなり正社員フルタイムはきついかな…」
  • 「リハビリ的に半日のバイトやパートから社会復帰したほうがよかったかな…」

と思ったんですが、自分が希望していた前職と同じ職種の求人が正社員しかなかったので正社員にしました。

 

初日、かなり緊張しましたが最初はあいさつしたり職場を見学したりとゆるいスタート。

 

上司が「最初で慣れないだろうから今日は雰囲気とか感じたり、いろいろ見たりしてて」と言ってたのでゆるくてホッとしました。

 

自分のデスクに座って少し教えられたことをノートにメモして、資料とか見て…

 

座ってるだけで1日が終わる感じでした。

 

かつて短期退職した「3日」と「1週間」も乗り越える

そして2日目も無事出勤。

かつてデザイン会社の事務バイトを辞めた3日目もクリア。

 

4日目、5日目、6日目…

 

まだ慣れないし、職場の雰囲気は暗いし、上司でキツイ人がいて怖いし、もはや辞めたいと思ってましたが1日、1日を乗り越え少しづつ必死で仕事を覚えました。

 

そしてかつてスーパーのレジパートを辞めた1週間を乗り越えることができました。

 

そして1週間仕事が続いて初めての休みの日がきました。

ホッとしてどっと疲れがきたのを覚えています。

 

1週間を乗り越えた週末は自分を褒めるようにしてました

 

何か自分にご褒美をしたり小さなことでも成し遂げた後に自分を褒めることは「なんて自分はダメなんだ」と常に我を責めがちだった自分にはよい行動だったと思います。

 

以前バックレた「3日」と「1週間」を乗り越えられることができて「自分でもできるんだ…!」とすごく気持ちが前向きになって自信が少しづつ戻ってきた感情は今でも忘れられません。

 

【逃げ癖克服】1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年…気づけば3年働く

その後、いろいろ辞めたい時期もあったけど気づいたらそこの会社で3年働きました。

 

3年働いて4年目も続けようかと思ったのですが、やりたいことがあったのとタイミングが良かったことから3年の区切りで「次のステップに進みたい」という前向きな気持ちでそこの職場は退職しました。

 

かつて3日と1週間で仕事を辞めてしまい、仕事が覚えられない続かない働くのが怖い完全に自信をなくしていたんですが、3年という期間働き続けたことで、逃げ癖が克服され「自分でも3年働けるんだ!」という自信取り戻すことができました。

 

ここまでくるの長かったなあ…泣

辛かったけど、逃げなくてよかったと思ってます。

関連 うつ病が再就職の面接で質問される退職理由と空白期間はこう乗り越えた

 

社会復帰の時には薬は自ら絶って飲まなくなる

社会復帰(この3年働いた会社に就職した時)を成し遂げる少し前から抗うつ剤は飲まなくなってました。

 

私は軽いうつ病との診断だったからか、抗うつ剤を処方されて何ヶ月か飲んでいくうちに割と体面の方は元気になってくるのは早かったです。

 

一時期、体重は落ちMAX痩せたはものの、食欲は少しづつ戻ってきて元気になってきたと感じてました。

 

が、問題なのは精神面の方気分がずっと沈んでうつうつしてました。

 

なので薬はずっと飲んでいたのですが、2回連続短期で仕事を辞めてかなり落ち込んで働くのが怖くなってた時に相談した知人に「もう今の段階は薬ではなく気持ち、考え方の問題だと思うよ」と言われ、自分でも薬を断ちたかったってのもあり、思い切って薬を絶ってみることにしました(勝手に自己判断で)

 

実際、毎日飲んでいた薬を飲まなくなって何か禁断症状とか離脱症状が出るんじゃないかと心配してましたが特にこれといった症状はなかったです。

 

寛解なのかは医療を知らない素人の自分では分かりませでしたが、自分の体のことが一番分かるのは医師よりも自分だと思ったのと、自分自身で体調が良くなったと思ってたので減ってきてた薬を自分で「もう必要ない」と判断して、そこからさらに減らすどころかもう飲まなくなりました。

 

これ、多分、

というかダメですね(笑)

 

しかも私はこれから新しい職場で働き始めるという環境が変わって一番エネルギーを使う時期に勝手に薬を飲まなくなったので良くないですね(笑)

 

薬は完全に飲まなくなる状態までちゃんと医師の指示を受けないとダメですね。

後から思いましたが(笑)

 

※私の場合は結果的に社会復帰もできて薬も断つことが出来ましたが体調や気分の浮き沈みなど症状や病歴は人それぞれだと思うので薬のことは必ず医師に相談しましょう!!

真似しないでね…

 

なので、社会復帰に成功したこのころは抗うつ剤はもう飲んでなかったし通院もしなくなってました。

 

その後、薬は現在も全く飲んでいません。

抗うつ剤やその他もろもろの薬とはバイバイしました。

断捨離した時に思いっきり捨ててやりました(笑)

今ではすっかり元気です。

 

もともと内向的でバカ真面目でストレス耐性が弱くてメンヘラ気質なので生理期間とか気持ちがうつうつすることはありますが、今でも抗うつ剤を飲むことはないです。

鎮痛剤とかは飲むけども…

 

依存してたので薬を絶つのは大変だったけど結果的に私はこんな感じで薬を飲まなくなりました。

 

軽いうつで仕事を辞めて社会復帰に成功するまで約7ヶ月

無事、社会復帰に成功しましたがここまでの道のりがかなり辛かったです。

 

  • 働く意欲があって辞めたくなかった会社を不本意で辞めることに
  • 再就職するが2回連続で仕事が続かなかった
  • 自分はうつで無職になってるけど友達はキラキラ働いている
  • 自分は引きこもって頭はボサボサ…

 

当時21〜22歳、これまでの人生で一番しんどい時期でした。

 

「死にたい」とか思ってたし何もかも嫌で人生真っ暗で人生に希望を持てなかったです。

「来年、3年後、5年後はどうなってるんだろう…」って思ってました。

 

毎日のように泣いて、顔に生気がなく、弱って元気がなく、不安でこわばった顔で人と友達とすら会うのも怖くて…

 

閉ざされている空間が怖くて2時間くらいかかるバスに乗るのも怖かったです。

 

今、こうして思い出しても暗黒時代だったなと胸が苦しくなります

 

2度とあんな思いはしたくないです。

 

これらを招いた原因の根っこは私の完璧主義、柔軟性に弱い性格でした。

 

「軽いうつになってよかった!」

とは、まあ言えませんが、この一件で自分の性格や特性を客観的に知ることができました。

 

  • 「自分は頑張り続けると疲れてしまうから、適度に休もう」
  • 「あ、このまま頑張るとあの時みたいに疲れそう、今日はもうやすもーと」
  • 「あ、完璧主義が発揮されている。気楽にいこうぜ」

 

この経験があったから今では自分の性格や特性を理解して生活するようになりました。

 

軽いうつと診断され20代前半の私の時間はとても暗かったです。

戻れるなら戻ってやり直したいですね。

 

本当は友達みたいにオシャレしてキラキラ女子して仕事もしたかった。

 

でも私のは軽かったのでもっと重いうつ病で悩んでいる人より症状も期間も薬の量もまだ良いほうだと思ってます。

 

まとめ

私はうつで苦しんでいた時、最初のころはスマホ(当時は携帯)を見ることさえ嫌だったけど、回復してきてからは色々とネットで調べるようになってました。

 

  • うつの人がどうやって元気になったのか、
  • どうやって社会復帰できたのか、

人の体験談が知りたかったのです。

 

だから、私が20代前半に軽いうつと診断されて苦しんだこの日々の体験が、今うつで悩んでいる、うつの社会復帰の体験談が知りたい、などとこの記事にたどり着いた方の参考になればと思います。

 

★軽うつで退職した話を最初から読む

最初の話(1)【新卒うつ退職】原因は完璧主義と引っ越し…病院へ行くまでの経緯

 

★軽うつ病で仕事を辞めてから再就職するまでの話を最初から読む(まとめ)

→ 軽うつ病で新卒退職したが克服!無職から再就職に成功し社会復帰した体験談

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